スモーリー社は、特定の用途要件を満たすように、さまざまな素材仕上げを提供しています。
MIL-DTL-13924、クラス 1
この仕上げは、つや消しの黒の仕上げを提供します。黒染めは、腐食防止よりも見た目重視の仕上げです。
カドミウム メッキ、AMS-QQ-P-416、クラス 2、タイプ I
クロメート処理カドミウム メッキ、AMS-QQ-P-416、クラス 2、タイプ II
カドミウム メッキは、カーボン スチールで、製品の耐腐食性を高めるために使用されます。スパイラル リテーニング リングへのカドミウム メッキの処理は高価で、リングに水素脆化を発生させる可能性があります。スモーリー社は、ステンレス スチールをカドミウム メッキに代わる推奨オプションとして提案します。
これは、カーボン スチール製のすべてのスモーリー社の製品の標準仕上げです。オイルは、輸送および通常の保管で耐腐食性を提供します。オイル ディップ仕上げを、恒久的な仕上げと認識しないでください。
AMS 2700、メソッド 1、タイプ 2、クラス 3
不動態化は、ステンレス スチールのオプション洗浄工程です。光沢仕上げおよび高められた耐腐食性を提供します。不動態化は、製造中にステンレス スチールの表面に埋め込まれた鉄粒子および他の物質を溶解します。溶解しないと、これらの異物は錆、変色または孔食さえも引き起こす可能性があります。
理論的には、ステンレス スチールの耐腐食性は、リングの表面を完全に覆っている、薄くて不可視な酸化フィルムがそれ以上の酸化を防ぐことに起因しています。混入物質を取り除くことで、酸化膜の破損を防ぐことができ、最良な耐腐食性をもたらします。
MIL-DTL-16232、タイプ Z、クラス 2
この仕上げは、時に「パーカライジング」とも呼ばれ、灰黒色になります。リン酸の耐腐食性は、黒染めよりは高くなっていますが、カドミウム メッキおよびステンレス スチールの耐腐食性には劣ります。リン酸は、ステンレス スチールには適用できません。
これは、ステンレス スチールの標準洗浄および仕上げです。この処理は、素材表面のオイルおよび他の有機化合物を、塩素系溶剤を使用して除去します。溶剤は、リングまたはスプリングの露出表面から効果的にオイルおよびグレースを取り除きます。リングの曲げの合間で溶剤を強制的に作用させるのに超音波が使用されます。
スモーリー リングのすべての円周上の表面およびエッジは滑らかですが、切断処理によりギャップ エンドにはとがった角が常にあります。とがった角を丸めて、一体化したスムーズな表面仕上げを達成して、お客様の仕様にあわせるのに、振動または手動のバリ取りが行えます。
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