用途に適切な素材を選択するには、スモーリー平線製品で通常利用可能な素材の一般的知識が必要となります。適切な素材の指定は、追加コストや作動の不具合を防止します。カーボン スチールが最も一般的に指定されている素材です。カーボン スチールよりも高価ですが、ステンレス スチールは、はるかに優れた耐腐食性および高い作動温度限界を提供します。
カーボンおよびステンレス スチールのスモーリー ウェーブ スプリングおよびスパイロロックス リテーニング リングは在庫管理されています。ウェーブ スプリングは、カーボン スチールおよび 17-7 ステンレス スチールが在庫管理されています。スパイロロックス リテーニング リングは、カーボン スチールに加えて、302 および 316 ステンレス スチールで在庫管理されています。他の合金(特別素材ページへのリンク)および仕上げ(素材仕上げページへのリンク)での製造もすぐにできます。
SAE 1070-1090 ハイカーボン テンパー スプリング スチールは、スパイラル リテーニング リングおよびウェーブ スプリングの標準素材です。オイル テンパーされたマルテンサイト構造により、引張強度および降伏強度が最大化されています。
SAE 1060-1075 ハイカーボン冷間引抜きスプリング スチールは、スナップ リングの標準素材です。硬引カーボン スチールは、強度を引抜き処理から得るため、スケールがありません。
どちらのテンパー方法を使用するかに関わらず、カーボン スチールは、潤滑されるか、大気密封されない限り腐食するので、保護された環境での用途に最も適しています。追加の腐食保護が、カスタム仕上げで追加できます。リングおよびスプリングは通常、輸送および保管時に保護を提供するオイル ディップ仕上げで提供されています。
302 は、スパイラル リテーニング リングの標準ステンレス スチールです。この広範囲に使われている素材は、その耐腐食性および物理特性の組み合わせにより指定されます。302 は、冷間加工でスプリング テンパー状態を得ています。非磁性ステンレスとしてカタログされてはいますが、302 は冷間加工された結果、わずかな磁性を持っています。これは、熱処理では硬化できません。
302 とほぼ同様な物理特性および耐熱性を持っていますが、316 はそのモリブデン化学物質含有量により、特に孔食に対して強い耐腐食性を持っています。316 は一般的に食品、化学および海水用途に使用されています。316 は、302 よりも小さな磁性を持っています。しかしながら、302 と同様に、磁性はワイヤーが冷間引延しされることで増加します。このステンレス グレードも、熱処理で硬化できません。
ステンレス スチール リングについての詳細情報は、ここにあります。
タイプ 302 と同様の耐腐食性を持つこの合金は、ほとんどウェーブ スプリングのみで使われていますが、その高い引張強度および降伏強度の両方で、特別リング用途でも使われます。疲労および高応力用途では、17-7 は最良のグレードのカーボン スチールさえも凌ぎます。
スプリング特性は、析出硬化条件 C から条件 CH900 で達成されます。結果として、この素材はスプリング特性を喪失せずに 650°F(343°C)まで曝すことができます。17-7 PH 条件 CH900 は、ハイカーボン スチールと同様の磁性を示します。
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